中谷本舗の「めはりずし」

 

紀伊山地の郷土食として現在まで伝わっているのがこの「めはりずし」だ。吉野熊野地方なので奈良県から三重県、和歌山を含む南紀全般と考えてよろしいだろう。

高菜で包んだ、それこそ「目を見張るくらい大きい」、寿司というよりお握りに近いようなイメージから「目張り寿司」と呼ばれるようになった。

もともと山仕事が主体だった地方で、携わる人が「三個も食べれば一日もつ」というくらいの大きさだったとか(今は食べやすいサイズになっている)。酢飯に具材を適当にあしらったもの、紫蘇を刻んで混ぜたものなどいろいろとあるようだが、発祥を考えると、何も混ぜない、一日もたせるための保存食だったのではないか?

 

さて、画像は新幹線新大阪駅にて購入した駅弁。いなりずしを一回り大きくした俵型にまとめてある。中身はいっぱいに詰まった酢飯に、ちょこっとした具材が潜んでいる。よくご覧いただけると分かると思うが、高菜に少し色が変わっている部分がある。そこに具材が入っているのだ。左から「じゃこ」、真ん中は「梅」、右は「おかか」。真ん中の梅は一番分かりやすいはず。

至ってシンプルで、なんにも凝ったものはないが「素朴に旨い」と感じる。具材の中では梅が一番あっているように思えたが、なにもなくてもいいとさえ思う酢飯と高菜の取り合わせがよろしい。しゃきしゃきとした歯触りがなんとも言えない味わいとなっている。

たくあんが添えられて¥700、高いと思うか安いと思うかは自由だが、食べてみないとわからないでしょう。

 

柿の葉寿司で有名な「中谷本舗」さんの販売、掛け紙もよく出来たデザインで個人的には好みです!

 

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